出典:ハンドシェイカー | アニメ動画見放題 | dアニメストア
©GoHands,Frontier Works,KADOKAWA/Project-HS
見どころ
GoHandsが手掛けたオリジナルアニメということで、GoHandsの独特な世界観や作画が楽しめる作品です。
パートナーと手を繋ぐことで力を得たり、感情の共有ができたり、深層心理から生み出される武器ニムロデを用いて戦ったりと、人の心というものについて深く考えさせられる作品になっています。
主人公のタヅナとヒロインのコヨリがライバルたちとの戦闘や日常生活を通じて、ハンドシェイカーとして、かけがえのないパートナーとして成長していく姿は、とても眩しいです。
個性的なキャラクターがたくさん登場し、それぞれに事情があり、叶えたい願いがある。
そんな彼らが神にまみえ、挑むために自らの願いをかけて戦う姿に心動かされること間違いなしです。
手を繋ぐ、手を取り合うといったことで人との関係を広げたり、深めたりすることに物語全体を通して重きを置かれていて、戦いを通してそれらが語られます。
人との関係が恋愛や友情だけでなく、様々な形で描かれているため、視聴後にはそれまでの人とのかかわりに対する価値観を塗り替えられているかもしれません。
こんな人におすすめ
アニメの魅力において、作画やアニメーションを重視する人におすすめです。
他のGoHandsの作品が好きで、透明感のある作画や、独特な戦闘描写が見たいという人にはぜひとも見てほしい作品です。
また、恋愛要素も豊富なうえに基本的に純愛なので、純愛ものの恋愛アニメが好きだけどバトルアニメも観てみたいといった人にもおすすめです。
感想(ネタバレ注意)
他のGoHands作品にも言えることですが、設定が分かりずらく序盤は結構おいて行かれました(笑)
しかし、話が進むにつれて説明がなされ、結果的にうまくまとまっているように感じました。
物語が進むにつれてタヅナとコヨリが絆を深めていくのがとても微笑ましく、一緒にファミレスでバイトをするシーンや、学園祭で協力して料理をするシーンなど、唯一無二のパートナーであると感じられて良かったです。
タヅナがコヨリを思って体を張り、コヨリはそんなタヅナのことを思って涙を流す。
そんな互いに互いを支えたいと思いあうことが、パートナーの理想の在り方なのではないかと気づかされました。
続編のW’zに関しては、主人公がユキヤに交代したにもかかわらず、前編で敵として戦ったキャラクターたちが味方としてタヅナと共に活躍していて嬉しかったです。
主人公はタヅナのままで観ていたかったという気持ちは否定しきれませんが、COCOONの二人に関することを考えると、物語を広げていくにあたり、ユキヤを中心に据えることでよりよくなったようにも思えます。
最終的にはタヅナとコヨリの物語としても、ハンドシェイカーの物語としても、きれいな結末を迎えたのではないかと思います。
ただ、戦闘シーンに関しては、いきなり力を手にした人がまるで慣れているかのように戦っていることに対し、終始違和感を覚えてしまっていました。
コメント